2006年01月28日

北米紀行10

ナイヤガラへ(’03年10月11日(土))

 今日は12時のフライトである。が、2時間前には空港に着いていたいので9時30分にタクシーで出発する。
 空港に着くと日本人の観光客の団体がいて、添乗員らしき若い日本人がまとめて搭乗手続きをしていて、30分以上待たされる。その後の荷物の預け入れも、同様に待たされる。同胞ながら日本人団体客が嫌われるのも無理はないはずだと思う。

 ここは国内便にもかかわらずセキュリティが厳しい。ポケットのコイン、鍵を出し忘れていて引っかかる。それを手で取ろうとして係りの人に「ウェイト」とか「ノー」と言ってひどく怒られる。隣の警官は銃に手をかけてこちらを見ている。ひょっとしてポケットの中に武器があればということだからだろうか。ポケットの上からでも判るくらいに手のひらを大きくパーに開いてゆっくりと手を出す。こんなところで、1セント硬貨のためにカナダ人警官に殺されるのはごめんだ。ここででもチェックインはKさんとは別に一人でおこなう。
 Kさんは、Kさんなりに私に経験を積ませたいという配慮かもしれない。が、いくら経験でも死んでからでは遅い。と愚痴の一つも言おうと待っていたが、Kさんは例のペンダントが引っかかり、それをはずせ、はずさないとの押し問答をしている。あげく、責任者らしきごっつい人に別室に引っ張り込まれて、ペンダントをはずさされていた。

 待合室も日本人観光客でいっぱい。席が前の方なので、エコノミーにもかかわらず早めに搭乗できた。機体はこちらに来て初めてのボーイングB737だ。席は窓側で天気も良く、景色がよく見える。紅葉が一部錆色のようになっているが、美しい。また、畑かもしれないが、一角の大きさが非常に大きい区切りとなっている土地が多い、何なんだろうか。
 隣は、若い夫婦のようで、アメリカの入国カードを書いていて、ホテルはどこだったかなどと、旦那が奥さんらしき人に聞いていた。盗み見すると、観光ではなくビジネス目的だったので夫婦ではないのかもしれない。ともかく、カナダとアメリカは非常に近い感じだ。

 トロント空港で簡単な昼食を食べ、ナイアガラ行きバスの窓口に行く。少し待たなければならないようなことを係りの人が言ったので、椅子に座って待っていると、係りの人が窓口から出てきて、一つ前の便に乗れるので運転手が迎えに来ると伝えに来た。しばらくして初老の紳士風の運転手が迎えに来てくれて、バスに乗る。これも小さいバスでたぶんシェビーバン。すでに何人か乗っていて、老婦人の隣の席に座る。
 地図をみていると、なにやら話しかけてきたので、「カナダは初めてです」的なことを言うと、自分はナイアガラの近くのセントキャサリンというところに住んでいて、帰るところだと言って地図で位置を教えてくれた。
 途中運転手が無線でしきりにトラフィックアクシデントがどうとか、無線で交信している。どうやらこの先で交通事故があったらしい。途中パーキングらしきところで、他のバスと合流し、隣の婦人はそちらに乗り換えていった。交通事故は高速で発生していて、渋滞が激しいとのことで、途中から一般道を走る。住宅街の裏道らしき通りを走って、予定より30分遅れの2時間半もかけてナイアガラに到着した。
 でも途中横目で高速道路を みると完全にストップしている状態であったので、少々遅くても文句は言えない。また、事故の原因かどうかはわからないが、五大湖の特徴なのだろう、気温と水温の差から、天気も良く平地であるのも関わらず濃い霧が発生していた。

 明日はあまり時間がないので、ホテルに到着してすぐにナイアガラ観光に出る。ホテルの部屋は滝とは反対方向でナイスビューとはいかなかった。滝側の部屋でも、他のホテルの陰で滝は見えないだろう。それで観光地にも関わらずホテル代が安かったのかもしれない。
 ナイアガラの滝は、エリー湖からオンタリオ湖に向けて流れ落ちる滝で、滝による浸食によって、位置がだんだんエリー湖側によってきているらしい。(もっともこれは万年単位のはなしであるが)滝自身は、大きく分けてカナダ側にあるカナダ滝とアメリカ側にあるアメリカ滝に別れていて、その間にゴート島という島がある。滝の下流側に橋があり、そこがカナダとアメリカの国境になっている。
 まず、カナダ滝の方から行ったが、観光客の多さにびっくり。日本の観光地とそっくりな感じ。滝からの水しぶきで、辺り一面濡れている。Kさんはその中を大急ぎで歩いていく。こちらは疲れているし観光地なので景色を見ながらゆっくりと歩きたいのだが、必死に付いていかないと人混みに紛れて見失いそう。Kさーん、もう少しのんびり行こうよーぅ。

 橋を歩いて、アメリカ側にいく。橋の料金は50セント(CA)。カナダ側の通関は問題なくすんだが、アメリカ側の入国審査で引っかかる。この旅で、アメリカに入国するのが初めてなので、イミグレーションカードがなく随分と手間取ってしまった。その上空港であれば飛行機料金に入っているはずの6米$をとられる。米ドルを持ってきていてよかった。Kさんは、アメリカに入国してからカナダに入っていたのでノープロブレムで入国できた。
 アメリカ滝のそばまでいく。こちらは、カナダ滝と異なり、滝のすぐそばまで行ける。遠くでみるのも雄大だが、近くでみるのもなかなかの迫力であった。そのあと来た橋を戻ってカナダ側で食事をする。ホテルでお勧めのレストランを聞いてなかったので、適当に入る。町自体も日本の観光地とそっくりで、入ったところも、ファミレスそのもの。値段も安いし、客も子連れ、年寄り連れなど、日本と同じ感覚。

 とにもかくにも、ここで、Kさんとお別れである。営業の人ではないので、派手なアテンドではなかったが、つかず離れずのサポートありがとうございました。改めてお礼を言った。



 
posted by ミスタースージー at 11:53| Comment(0) | 700年遅れの西方見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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